高砂神社の国恩祭に新型コロナウイルスの終息を願う

祭礼見物記
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国恩祭とは旧加古郡と旧印南郡で春に行われる臨時の祭での輪番制で行われてます。近年では4月末からゴールデンウィークにかけて行われることが多いです。

国恩祭の起源としては天保4年(1833年)の大飢饉勃発による人心荒廃を憂いた地域の神職が集い臨時大祭を行ったのが起源とされています。

国恩祭には地域の繁栄と安泰を願う祭りであり、新型コロナウイルスの流行している今こそ国恩祭で平穏な世の中に戻ってほしいという願いを込めて高砂神社へお参りに行ってきました。

高砂神社鳥居

神門

事前に屋台の運行も含めた国恩祭の大部分の行事が中止となっていたために神社には数人のお参りをする人がいる程度。皆さん新型コロナウイルスの終息を願っていることでしょう。

お参りをしようと鈴を鳴らそうとも思いましたが、新型コロナウイルス対策で鈴につている緒の部分が外されてます。

こういうところまで新型コロナウイルスの影響があること驚きましたが、二礼二拍手一礼にて新型コロナウイルスの終息を祈願してきました。

参拝後に国恩祭で出るはずだった高砂神社の各屋台蔵を巡ってきました。

高砂神社には9台の屋台が宮入を行ってます。

神社のすぐ南には東宮町の屋台蔵があります。

鳥居からでも蔵の位置が確認できます。

扉には巴紋と東宮の文字。

神社のすぐ西には戎町の蔵があります。

戎町の屋台は2017年に新調されました。

扉には五瓜唐花紋と戎町文字が付いていたはずですが外れていました。メッキにでも出していたのでしょうか。人もいないので確認もできず。

続いて中部の屋台蔵まで歩きます。

金の五瓜唐花紋が光り輝いてます。中部は複数の町で屋台を運営しています。

そんまま北へ向かい藍屋町の屋台蔵へ。

地名の藍の字と巴紋が扉にはついています。この字体の藍の字が法被の背中にも付いてます。見れなくて残念。

進路を西に向け農人町へ。

蔵はシャッターで地区名も書いてないためわかりにくいタイプの蔵になっています。わかりにくい場合でも蔵に投光器がついている場合が割とあるので屋台蔵とわかる場合もあります。

農人町に続いて鍵町の屋台蔵に。

鍵町もシャッタータイプの蔵ですが、自治会館併設の為わかりやすい蔵になっています。

木曽町もシャッタータイプ。高砂神社の蔵の中では一番わかりにくいつくりかもしれません。こちらも蔵の横には投光器がつけられていました。

浜田町の屋台蔵は自治会館に併設されています。こちらもシャッタータイプですが、浜の文字が書いてあります。建物には五瓜唐花紋と巴紋。

西畑の蔵は西畑二丁目自治会館に併設されています。シャッタータイプで西の文字と五瓜唐花紋が描かれています。

祭りの準備にも便利な公民館や自治会館に併設された蔵が多いです。

9台の屋台蔵を巡り再び高砂神社へ戻ると国恩祭の神事が執り行われていました。

私のほかにも数名の方が神事を見守っていました。

一刻も早い新型コロナウイルスの終息を願い高砂神社を後にしました。

秋には祭ができることを願います。

コメント

  1. […] ・高砂神社の国恩祭に新型コロナウイルスの終息を願う(5月4日) […]

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